ワタナベ・コウのクイックソーイング宣言

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しつけはしない

しつけをしないときれいに縫えない、というのは単なる思い込み。しつけをせずに縫えば、時間は半分に減る。しつけの代わりに、まち針で止めて縫う。

縫いしろつき型紙で印つけは最低限に

型紙の段階で正確な縫いしろをつけて、その通りに裁断する。印つけも出来上がり位置にギコギコ線を引くなんてことはせず、ノッチと目打ちで必要最低限にすませる。

ステッチ定規を使う

縫いしろつき型紙で裁断してあることが前提。ステッチ定規はミシン針が落ちる位置からの距離をはかる定規。たとえば、1センチの縫いしろが含まれている部分なら、1センチの目盛りに固定したステッチ定規のベロに布端を合わせて縫う。

目的がちがえばソーイング法もちがう

ソーイングを気軽に楽しむことを目的とする人たちに向けて、ワタナベ・コウは Quick Sewing を提案します。完璧な技術をきわめたい人には有効じゃないかもしれない。目的のちがいを尊重しよう。

一般的な法則や技術論にしばられない

本に書いてあることや先生の助言は選択肢のひとつと考え、自分に合った技術を採用しよう。「正しい」はひとつじゃない。

着れば細かいところは気にならない

目立つ部分にのみ気をつかい、少々の失敗には目をつぶろう。できるだけ後戻りせずに先に進み、まず１着は仕上げよう。